高血圧気味の人への梅干しと残業への効果

 高血圧の治療法のひとつとして代表的なのは食事内容をコントロールして身体への負担を抑える食事療法です。このような場合に摂取する食物としてしばしば話題に取り上げられるのが梅干です。梅干はクエン酸などの身体に有益な物質を多く含むことが知られていますが、同時に塩分も多く含み味に塩気があるのが特徴です。
 高血圧の方は自分の食事内容を考えた場合、塩分を多く取ることに大きな抵抗があることも多いですが、梅干に関していえば1日に10個、20個とか極端な数量を食べなければ、高血圧抑制の効果のほうが勝るとされています。漬物のような食品は作成過程で漬けるためたしかに大量の塩を用いるものの、クエン酸とリンゴ酸はそのまま多く含まれていますので有用な効果も多数含まれています。特にクエン酸は乳酸を抑制するにため残業時のサラリーマンの疲労回復などの効果がうたわれていますが、同時に高血圧への効果も知られています。このクエン酸は梅干しの主成分となっていて、体のエネルギー代謝を活発にする働きがあることから、余分なコレステロールや糖分が代謝され動脈硬化など生活習慣病へ広く効果を発揮します。特に、動脈硬化の改善はアンギオテンシンIIという血管収縮に作用のあるホルモンによるとされ、このホルモンは血圧の上昇を抑えることから直接的な高血圧対策につながると考えられています。
 残業をするサラリーマンなどの間食を考えた場合にも、梅干しやそれを乾燥させた種なし梅は効果のある食品と考えられます。余裕のない残業時につまめるという点もありますが、上記の栄養面からも梅干しは口寂しさを紛らわせながら、クエン酸による疲労回復や高血圧への効果を期待することが可能です。