高血圧でのぼせてしまうのは血液の流れが良すぎるから

高血圧の人の中には、症状としてのぼせが出る人が居ます。高血圧という病気は、動脈の血管に大きな負担がかかります。本来、心臓がポンプの役割をして押し出した血液は血管を通じて全身に行き届くものなのですが、何らかの理由で血管が細くなったりしなやかさを失ってしまうと、一度に大量の血液をおくりこまれるために心臓が押し出した血液が血管に大きな負担を与えてしまうことになります。高血圧というのは、血管にかかる負荷がどれだけ大きいのかと示す数値でもあります。高血圧によるのぼせは、この心臓の働きが大きな要因となります。心臓は身体中に血液を行きわたらせることが仕事のため、血管の細さなどは関係なく血液を送り出します。その結果全身を流れる血液の量は増えることになり、血行が良くなりすぎることでのぼせの症状が出てしまうと言われています。その証拠に、高血圧でのぼせの症状がある人に降圧剤などの血圧を下げる作用のある薬を服用してもらうと、血圧が下がって今までとは打って変わって寒がりになる人が居るのです。これは血圧が下がったことにより、血管内を流れる血液の量が減ったことが原因です。
自分でできる解消法としては、適度な有酸素運動を行うようにしましょう。頭以外の血管が拡張され血液が全身に向けて流れるようになると、のぼせの症状が治まるだけではなく、高血圧の改善にも効果が期待できます。また、塩分を摂りすぎたり、のぼせるからと冷たいものばかりを食べていると身体が冷えてしまい症状が悪化してしまう可能性もあります。規則正しい食生活で、必要な栄養素をちゃんとバランスよく摂取する言葉、のぼせと高血圧の改善のために重要なポイントとなります。

高血圧の危険性と長期間可能となアジルサルタン作用

高血圧には、遺伝的素因や生活習慣などによる環境的素因により発症する本態性と服用する薬剤による影響や疾患による二次性に分類されていますが、本疾患はサイレントキラーと呼ばれるほど特有の自覚症状が無い為に、長期間にわたり放置されるケースが多く脳血管疾患や心疾患、糖尿病などの糖代謝異常など重篤な合併症を併発するケースが多いとされています。高血圧の合併症の発症に関しては、現状の血圧の数値も大切ですが、高血圧の状態がどれ位の期間続いているかも重要です。
高血圧の治療は、日常の食生活や運動不足などの生活習慣を改善する非薬物療法と降圧薬によって血圧を下げる薬物療法があります。降圧薬には、ARBと呼ばれているレニンアンジオテンシンに作用するアジルサルタンなどのアンジオテンシンII受容体拮抗薬とACEと呼ばれているアンジオテンシン変換酵素阻害薬、カルシウム拮抗薬、利尿薬、β遮断薬があり、アジルサルタンは7番目に開発されたアンジオテンシンII受容体拮抗薬です。
高血圧などにより誘引される動脈硬化は、腎臓の血管を狭め不要な老廃物の濾過機能を低下させ、腎臓の血管の狭窄部より先の血圧が降下します。その為、腎臓の傍糸球体細胞という部分からアンジオテンシノーゲンをアンジオテンシンIに変換する酵素レニンが分泌され、アンジオテンシン変換酵素やキマーゼによりアンジオテンシンIIが生成され、AT1受容体に結合する事により血管平滑筋収縮やNa再吸収、アルドステロンの分泌が促され血圧が上昇します。アジルサルタンは、アンジオテンシンIIとAT1受容体の結合を阻害する事で、血圧の上昇を抑制する降圧薬です。
アジルサルタンは、他のARBよりも脂溶性が高い為細胞内に移行しやすく、動脈や静脈、心臓などの組織への移行性が高く、他のARB優れているとされています。又、2013年5月より投与期間制限が解除され長期投与が可能となっています。